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書籍を出す目的は何なのか? 経営者の書籍出版で最初に考えるべきこと

2024.09.06

ある程度の実績をもった経営者であれば、一度は書籍を出版することについて考えたことがあるのではないでしょうか。人によっては、出版社から声をかけられた経験があるかもしれません。

いざ実際に書籍を出版するとなった場合、はじめに考えたいのは「出版の目的」です。何のために本を書くのか、誰に読んで欲しいのかを明確にすることで、何を書くべきかが自然と見えてきます。

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経営者が書籍を出版する背景

経営者が書籍を出版する背景には、いくつかの動機があります。自らのビジネス哲学や成功体験を広めることで、読者に影響を与えたいという思い。業界内外での信頼性を高めるため。または新たなビジネスチャンスを生み出すためかもしれません。自分の企業やブランドの露出を高めることが目的とされることも多いです。

ブランドイメージの向上

経営者自身、もしくは企業全体のブランドイメージを向上させるために書籍を執筆したいという場合は、専門性をアピールできる内容を執筆するのがオススメです。または、企業が取り組んでいる社会貢献活動や、人材育成などについて書くのもいいでしょう。

BtoC事業を行っているのであれば、読者である消費者に対して知識を届けることで、信頼関係を築くこともできます。

経営社長自身の信頼性の向上

書籍を出版すると、経営者自身の信頼性を高めることができます。書籍というのは、知識や経験を体系的にまとめたコンテンツであるため、その経営者独自の視点や分析力などが明確に表現されるからです。

どんな人物であるか、どんな思いを持って仕事をしているのか、どのようなビジネスモデルで社会に貢献しているのか。経営者自身の信頼性を向上させることが目的である場合は、自身の考え方・哲学について語る内容にするのがいいでしょう。

専門知識の可視化と共有

特に士業や医療従事者に多いのがこのパターンです。自身が持つ専門知識を一般的に広く共有し、伝えるといった目的です。経営者や会社が持つノウハウや知識を詳細に詳細に解説することで、読者に対して価値ある情報を提供することができます。

弁護士、税理士、社労士、医師をはじめ、育児や教育に携わる方などもそうですし、最近だとITやDX化などデジタル事業を行う企業の経営者が、この目的で執筆することも増えています。

過去の情報を整理する

創業50周年、100周年といった節目のタイミングや、事業承継をしたタイミングで、これまでの情報を整理するのが目的となっている出版です。この場合は、社史や自叙伝といった形で出版することになるでしょう。

過去の情報の整理はもちろん、現在の取り組みやこれからの展望なども盛り込むことで、現在働いている従業員に対してもメッセージを届けることができます。

出版する目的から逆算し、書籍の内容を決めていく

かつては、「経営者として成功したあかつきに本を書きたい」と考える経営者が多くいました。ところが最近は、そのような動機で書籍出版をする経営者は減ってきており、むしろ明確な目的、「誰に」「何を伝えて」「どんな効果が得たいか」と考える経営者が増えている印象です。

しかし、得たい効果ははっきりしているものの、「何を伝えたらいいのか分からない」「自分には本が書けるほどの知見があるのか分からない」といった声もよく聞きます。このような場合は、プロの編集者に相談してみることがオススメです。編集者は情報を引き出し、まとめるプロフェッショナルなので、目的に沿った形での出版が可能かどうかを判断することができます。

船井総合研究所では、コンサルタントとプロ編集者が、経営者にとって最適な形での出版企画をご提案しています。出版したいけれども迷いがあるという方は、一度「社長の書籍プロデュース」までご相談ください。