「2025年の働き方」押さえておきたい注目トピック3つを第一人者が語る

企業経営に関して最も深刻化しているのが、人手不足の問題です。 多くの企業が採用難に直面し、事業の継続や成長に大きな支障が出ています。 人手不足は、私のような大規模社労士事務所でも深刻化しています。昨今では「人的資本経営」がいわれるように、人材の経営資源における価値が高まっています。「ヒト・モノ・カネそして情報」から「人材・人間・ヒトそして情報」に変化したのです。

採用、そしてそれ以降の定着、管理といった人材に関わる問題が、以前よりも経営上の大きな課題としてクローズアップされています。

人材不足の背景には、少子高齢化による労働人口の減少、働き方改革による労働時間規制の強化、そして若者の価値観の多様化など、さまざまな要因が考えられます。もはや従来の採用方法では、優秀な人材を確保・定着させることは難しくなってきています。

また、物価高騰も企業経営を圧迫する大きな要因となっています。多くの企業が価格転嫁を余儀なくされ、消費者にも影響が出始めています。物価上昇は、2025年もさらに実感することになるでしょう。

こうした状況下で、社労士は、企業経営者のよきパートナーとして、より一層の貢献を果たしていく必要があると考えています。 具体的には、以下の3つの領域に力を入れていきます。

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