3,000人の経営者から学ぶ成功の哲学
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2024.06.13
- 私は20年以上コンサルタントをしてきました。これまで500社以上の会社、3,000人以上の経営者に出会いました。その上で、成功の定義は人それぞれですが、創業社長が自社を株式公開させるのは並大抵のことではないと考えます。そのような方の特徴を紹介いたします。「リスペクトされる経営者」について改めて考えてみてください。
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成功者に見られる4つの特性とは
「成功」の定義はさまざまあると考えます。フェラーリを何台も所有している、高級マンションに住んでいる、実際にそのような経営者の方は多く存在しています。
私は、それも一つの成功の形だと思います。
経営者のコミュニケーション能力が高く、時流に適応したビジネスを展開していけば、多くの場合、会社の売上は上がります。
しかし、創業した会社を株式公開するまで成長させるのは非常に難しいことです。
そのような難易度の高い経営をされている方を成功する社長と捉えると、4つの特性があります。
特性1「差別しない」
1つ目の特性は「人を差別しない」ことです。
15年以上前、私は上場企業A社の創業者であるA社長と、あるパーティーで一緒になりました。
A会社は畑違いの事業を展開するB社を買収されていました。
そこで、私は社長に声をかけ「なぜ、B社を買収したのですか?」と尋ねました。
A社長が話を始めようとしたところ、横から「すみません。A社長」と声がかかりました。
「(業界トップクラスの上場企業)C社の社長がお会いしたいと言っています」とのことでした。
当時の私はコンサルティング会社の若手社員です。
普通なら社長はそこで「失礼します」と席を外すでしょう。
しかし、A社長は「私は今この人と話をしています。
この人と話が終わった後に対応します」とはっきり言われたのです。
2つ目は特性2「前提条件を疑う」。。。