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AI活用は「ヒト」を活かす経営戦略!キーワードは「増人」と「売上UP」

2025.03.29
大手企業がAI導入をはじめ、〇〇億円の原価削減や、売り上げ30%UPなど目覚ましい成果を上げているニュースを目にする機会も増え、AI活用はもはや時代の潮流と言えるでしょう。

しかし、「大手企業のもの」「中小企業にはまだ早い」といった誤解も根強く残っています。本記事では、経営者の皆様の「AIに対する思い込み」や「思い違い」を払拭し、中小企業こそ実は導入に積極的であるべき理由、そしてAIを真に活用するための戦略について、具体的な事例を交えながら解説します。

0.AIで「熟練者の仕事」を未経験者もできるように

私が関わっている製造業を例にお伝えすると、外観検査など、特定の業界や業務に特化したAIの導入が進んでいます。

外観検査とは、製品や部品の品質を維持・保証するために、外観上の欠陥をチェックする検査のことです。見てすぐにわかる異常以外にも、よく調べなければわからないものも多々あります。

発見するのが難しい異常を見つけるためには、経験が必要です。過去に同じようなケースを数多く見てきたバックグラウンドがあるからこそ、一見しておかしな点はなさそうなものにもエラーを発見することができます。

そしてそのような経験を積むためには、短くない時間が必要です。

熟練者と同じことを、すぐにできるようになるのがAIの力です。

AIに過去の異常の例を読み込んでもらい「どのような条件を満たすと異常か」を学習してもらいます。その学習結果をもとに外観検査を行えば、異常に該当するものを自動的に検知してくれるのです。

AIによる画像検査のイメージ(生成AIで作成)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそのAIの操作は、設定されたものを動かすだけなので、簡単です。経験が浅くてもできます。熟練者の技術を、若手社員やアルバイトなど経験の浅い人でも使用できるようになる。それがAIの力です。

似たようなケースに、内視鏡検査におけるAI活用があります。多くの人が受けている、胃カメラで胃腸を撮影し、がんがないかを発見する検査です。

その発見も、医師や内視鏡を扱う人が目で見て行っていました。経験の浅い人であれば早期の小さながんを見落としたり、また経験者でも気づかないことがあるでしょう。医療現場では2割程度早期のがんが見落とされていると言われています。

外観検査と同様に、内視鏡検査でもがんの写真をAIが大量に読み込み、検査で同じケースがあれば自動的に検出する。そのような活用が行われています。

AIによる内視鏡検査のイメージ(生成AIで作成)

これも経験が浅い人が熟練者並みの精度での発見を可能にし、また熟練者以上の成果を上げうるものです。

以前は熟練者のみができたことが、AIの力で経験の浅い人でも簡単に行えるようになっています。 AIは、これまでの仕事の進め方を大きく変える可能性を持っていると言えるでしょう。

1. AIは「無」からは生まれない!データこそがAI活用の成否を握る

AIにできる、人間にはできないことの例をお伝えしました。ここまで読んでこう思う人がいます。

「AIはすごい。AIに任せておけば、何か素晴らしい答えを出してくれる」

このような幻想を抱いていませんか?

AIは魔法の箱ではありません。あくまでデータの蓄積の延長線上で生まれるものであり、何らかの「基データ」が必要です。

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