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部下の本音を引き出す社員面談のやり方 

2023.03.23
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コロナで変わった上司と部下のコミュニケーションのあり方

1年前からずっとコロナの影響で在宅勤務が増えたところも多いでしょう。また、「働き方改革」により労働量の総量規制がかかり、リモートワークだけではなく、働き方や、働き方の変化によって社員との接し方が大きく変わっているという外部環境の変化があります。

 

そのような状況下で多くの上司が悩んでいるのは、このコミュニケーションの絶対量が減ってしまうことです。

リモートワークだと隣で仕事をしているわけではなく、他愛のない話や、日々起こる疑問の解決もなかなか難しくなり、多くの上司や経営者が悩んでいる部分です。

部下に手間暇かけて教育することが物理的に難しくなっている現状があり、OJT、現場教育の時間が圧倒的に減少し、さらに在宅やリモートワークだけではなく、働き方自体が変わってきていますので、自然にコミュニケーションを取ることが、物理的に難しくなっていると言えます。

そのため、コミュニケーションを取る時間を強制的にでも作っていかないと、コミュニケーションというものが生まれなくなっています。

その1つとして、面談の重要性は増しています。

ただし、とにかく何でも面談をすればいい訳でもないので、面談で強制的にコミュニケーションの時間を確保することも大切です。

また、確保したコミュニケーションの質を上げていき、より短い時間でも高いコミュニケーション効果をしっかりと得られるような面談にしていく必要があります。

面談の4つのメリット

きちんと面談を行うことができれば、間違いなく部下の成長にもつながり、信頼関係が生まれます。理解度が向上して、モチベーションアップにもつながっていくことになります。「いい組織」と呼ばれるような会社は、間違いなく面談が上手です。

面談が上手とは、1対1だけではなく、部下と上司の人間関係、信頼関係が構築できていて、だからこそコミュニケーションが円滑に進み、仕事がうまく回り高いパフォーマンスを出すことにつながります。いい面談は組織の風土改革にもつながります。

面談の必勝法とは

面談の必勝法は「相手に7割話してもらう」です。

皆様が普段されている面談で、7割話してもらっているか振り返ってみてください。実際の面接のほとんどは逆で、上司側が7割、下手をすれば8割、9割喋っていて、面談される側が聞いているだけです。

面談だけではなく、ミーティングや会議も、やはり自分たちが主体的に発言している量が多いと、その会議、面談、ミーティングの自己満足度が高まっていきます。

話してもらうことで、まずはこの時間が有意義なものだったと感じてもらう。そして、話してもらうことで、対象者のことを理解できます。

これまでの面談で自分が7割話していたという方は、7割話してもらえるよう、面談の形を変えることを試みてください。

相手に7割話してもらうためには「最近どうだ?」といった投げかけだけでは不可能で、事前準備が必要です。具体的には、相手を知ることです。相手を知らないと、こちらの質問が推測や的外れなものになってしまいます。

以下のチェックリストはすべて答えられるようにしておきたいです。面談の対象者は、部下やメンター、もっと言えば採用の学生などかもしれませんが、そこに対するチェックリストとして左のパーソナル部分があります。

対学生でいうと、家族構成や宗教のことを聞くのは控えたほうがいいかもしれませんが、その学生のパーソナルの部分はできるだけ知っておいたほうがいいと思います。これは、この面談に移る前にいろいろと質問していきながら聞いたほうがいいと思います。

あとは右側です。最近頑張ったことや力を入れていること、楽しいこと、ストレスを感じること、目標などもしっかりと把握しておきます。仮に把握できていなくても、事前にこれらの項目を書き出し、わからないことは聞いてみるのです。

いわば、営業活動とも同じです。商談に臨む前に顧客情報やニーズをできるだけ集めるように、面談でも相手のことをできるだけ知る努力をします。

部下の本音を引き出す対話術10のポイント

……(より具体的な続き、対話術10のポイントは、社長onilineにて公開中)