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経営者がお休みの際に読んでおきたい本 Part1

2025.01.02
長期休暇は経営者にとって貴重な充電時間です。ぜひ新しい本を手にとって「知の充電」をしていただきたいと思います。経営者のみなさまにお読みいただきたい本を、船井総研グループの役員陣とコンサルタントが選びました。2回にわたってご紹介します。

推薦のコメントも参考にご覧ください。

『エブリシング・バブル終わりと始まり 地政学とマネーの未来2024ー2025』
エミン・ユルマズ著(プレジデント社)

地政学的な影響で、日本は米中新冷戦の中でマネーを集まり、デフレからインフレへと転換し、経済は良い方向に向かうと著者のエンミン・ユルマズ氏は主張しています。

ユルマズ氏は、世界的な金融不安や米中対立の影響で、日本が「安全資産」とみなされ、海外からの投資が増加すると予測。さらに、円安や金融緩和によってインフレが加速し、企業業績が向上することで、2050年には日経平均が30万円に達すると予想しています。
本書では、インフレ新時代の日本経済の特徴を、世界的なマネーフローの変化、円安と物価上昇、成長産業の台頭といった観点から分析し、個人や企業がどのように変化に対応し、チャンスを掴むべきかを解説しています。
将来に悲観的な日本人も多い中、本書は日本経済の明るい未来を示唆し、具体的な行動指針を示すことで、読者に希望と勇気を与えてくれると思います。

『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』洪自誠著/祐木亜子訳(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

『菜根譚』は、古代中国の知恵を現代に伝える名著で、経営者にとって有益な哲学や捉え方が詰まっています。
本書は、逆境における忍耐や人間関係の調和、誠実さの重要性など、経営に欠かせない要素を深く考察しています。日々の経営判断や組織運営において、時代を超えた知恵と洞察を提供してくれる一冊です。
『不機嫌な職場 ~なぜ社員同士で協力できないのか』[著]河合太介、高橋克徳 永田稔、渡部幹 (講談社現代新書)
職場における人間関係や組織の不活性要因を掘り下げ、その原因と解決策を明確に示しています。社員同士の協力体制を生み、組織としてのパフォーマンスを高める具体的なヒントが満載です。少し古い本ですが、社員同士が自然と協力し合える組織風土の醸成に、今なお役立つ一冊です。

『「価値」こそがすべて!  ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義』
フェリックス・オーバーフォルツァー・ジー著(東洋経済新報社)

世界中の経営者が意思決定で採用している「バリューベース戦略」が分かりやすく整理された書籍です。
本書は一見、難しそうに見えますが、企業価値向上に必要な要素を「バリュースティック」という非常にシンプルなフレームワークを活用し、代表的な企業の事例を用いて解説しています。
中堅企業以上への成長を目指す経営者の方、中長期戦略を構想中の経営者の方には必読な一冊です。

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