kintone導入からわずか1年で売上昨年対150%を達成。DXに成功した現場のリアルを大公開
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2024.10.29
- 株式会社トータス(以下、トータス)は、神奈川県を中心に車両販売や車検、修理、保険など徹底したカーライフをサポートする企業です。2022年10月にレンタカー事業の新規立ち上げを行い、2023年10月からkintone(グロースクラウド)を導入。「THE・アナログ管理」からデジタル管理を実現するまでの軌跡についてお伝えします。
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新規事業立ち上げ時の管理方法
中小企業における「新規事業立ち上げ」は、企業規模の拡大や多角化経営の実現という目標達成の一つの手段となる一方で、現場ではたくさんの課題やリスクがつきものです。
特に資金面では、家賃や人件費などの固定費がかさむため、なるべくコストをかけずに利益を上げる必要があります。
レンタカー事業は、車両の管理や予約・顧客の管理、そして売上管理が重要な管理項目になります。
2022年10月、新規事業立ち上げ時のトータスでは、これらの項目を「なるべくコストをかけずに管理する」ためにホワイトボードとスプレッドシートを使って管理していました。
そして新規事業立ち上げから1年が経過するころには、ホワイトボードが3枚になり、たくさんのスプレッドシートが乱立している状態となりました。会議などで確認したい情報が即座に確認できなかったり、どこにどんな情報があるかが不明瞭となり、情報を集約して管理することに限界を感じ、システムの導入を検討された結果kintoneの導入に至りました。
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kintone(グロースクラウド)の導入から定着まで
kintoneはプログラミングの知識がなくても簡単にシステム化や効率化を実現するアプリを作ることができる「ノーコードツール」です。現在は30,000社以上に導入されているツールで、他のツールに比べてランニングコストが低い(※1アカウント1,800円・最低10ユーザーからのご契約)ことも特徴です。
このkintoneの特徴を生かし、船井総研は「グロースクラウド」として業種特化型のアプリパッケージを展開しています。
現在は約15業種に対してのアプリパッケージを展開しており、これまで累計400社様にご利用いただいております。導入から定着までをコンサルタントがしっかりとサポートし、勉強会などを通して自社のkintone担当者の育成も行います。
同社にはレンタカー業向けのアプリパッケージをご利用いただくこととなりましたが、実際にkintoneを契約されてから利用開始までは約1ヶ月程度と非常にスピード感を持ってDXに取り組んでいただきました。
新しいツールの導入時には、社内への浸透がうまくいかなかったり、なかなか使いこなせないなどといった壁もありますが、同社では「これまでの管理方法自体をなくす」という方法で、これまで使っていたホワイトボードを捨て、代わりに大きなモニターをご購入されました。
ホワイトボードを捨ててモニターを導入したことで、現場のメンバーのモチベーションが「アナログから卒業し、デジタル管理になっていくんだ」という意識になり、DXやデジタル化に対してプラス意識が働き、定着までのスピードが一気に加速しました。
更に定着までの取り組みを継続して行った結果として、
・kintone導入からわずか1年で売上昨対150%を達成
・レンタカーの保有台数昨対120%
・残業時間平均20時間削減
など様々な面において導入成果が出ています。
さらに稼働率や車両ごとの売上などがリアルタイムで確認できるようになったため、車両の購入や売却時の意思決定の判断材料としてもkintoneのデータが活用できるようになりました。
トータスにおける新規事業立ち上げ時にDXを成功させるための秘訣は、
・これまでの「当たり前」の管理をなくす
⇒ホワイトボードの断捨離
・デジタルを用いた現場のメンバーのモチベーション向上
⇒モニターの購入。社内の全員の目に止まる場所に設置する。
の2点に絞ることができます。
新規事業立ち上げの責任者として、現場に携わる担当者としてkintone導入での成功の秘話を詳しく紐解いていくセミナーを開催することになりました。
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担当者の話が聞ける無料セミナーのご案内
株式会社トータス佐々木氏のお話を直接聞くことのできる無料セミナーを実施いたします。
サブコンテンツとして、kintoneと連携して利用することで生産性向上する連携システムのご紹介などを行います。
11月6日(水)13時 株式会社船井総合研究所 東京本社 サステナグローススクエアTOKYOにて開催いたします。
詳細は以下の画像をクリックし、ご確認ください。