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こんなところからも!?成功する社長が経営のヒントを得るところと、必要な3つの資質

2024.12.17
私が経営コンサルタントとして数多くの成功者を間近で見てきた経験から、成功する社長には3つの共通点があると感じます。そして、決して「自分ができるのはこのくらい」と小さな枠に当てはめない。それも感じることです。

成功する社長には、以下の3つの共通点が見られます。

・素直さ
・プラス発想
・勉強好き


この3つは船井総合研究所の創業者、舩井幸雄の遺したものですが、時代を経ても経営者に必要な要素は変わることがないと感じます。

海外の事例からアリーナ、実業団まで、すぐにつくり上げた社長

画像提供:PIXTA


業界のトップと呼ばれるレベルに成長した企業でも、現状に決して満足することなく、他社の成功事例や優れたアイデアは積極的に取り入れようとする素直さが経営者にはあります。そのような姿勢だからこそ、業界トップまで会社を大きくできるのだとも感じます。
成功する社長は、常に新しい情報やアイデアに対して開かれた姿勢を持っている。それは間違いありません。


私が長年お付き合いしている、業界トップと言えるレベルまで会社を成長させた社長は、新たなビジネスのアイディアを求めて海外企業の視察ツアーに参加しました。

ヒントを得たのは、アメリカにあるアメリカンフットボールのクラブが地域密着で経営をし、成功している様子です。

それまで行っていた事業はスポーツとは無縁でしたが、スポーツに関わることで地域とのつながりを強められ、事業にも大きなプラスになる。そう考えた社長はスポーツの事業戦略を学びました。

すごかったのはそこからです。社長は自社でアリーナを建設し、地域に根差したスポーツクラブを設立したのです。建物をつくりネーミングライツをするだけならまだわかりますが、それだけではありません。そのアリーナを拠点とする実業団までつくってしまったのです。

すべてが完成するまでのスピードも、実に速いものでした。社長が視察を行った翌年にはアリーナも、チームも出来上がっていたのです。

アメリカで見たスポーツクラブを「自社には関係のない話」ではなく「どう自社に役立てることができるか?」を常に考え、また形にしている様子は、私もいくら「素直にやってみる」ことの大切さを理解し、クライアントにお伝えしてはいても、導入具合と速さには驚かされました。

「絶対にうまくいく」信じる力

そのようなスピード感は、私も聞いていて「本当にできますか?」と言いたくなるものでした。しかし、社長の考え方は「絶対にできる」ありきです。

企業経営には、必ず厳しい時期が訪れます。成功する社長は、そのような困難な状況に直面しても、「どうにかなる」と決して諦めずにプラス発想で乗り越えていきます。

ある社長は残業が当たり前の業界において、残業ゼロ、週休は2.5日のホワイト企業になることを目指し、経営に邁進していました。

しかし、その会社にしか勤めたことのない新卒社員はありがたみを理解していなかったため、整った環境に対しても不満が相次ぎ、離職が続く事態になってしまいました。現実に、社長は心折れてしまったのです。

計画はとん挫し、掲げていた理想の経営が実現されることはありませんでした。

別の社長は、成長の過程で幹部の集団離職という危機に直面しました。倒産レベルの危機です。

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