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活躍する社長はゴルフの仕方も一味違う

2023.09.15
ゴルフといえば社長における「定番趣味」でしょう。多少古い調査データとなりますが2016年東京商工リサーチによる「130万人の社長」では、社長全体の43%が趣味でゴルフをすると答えています。次点の読書や釣りは全体の1割程度。それと比較すれば、社長のスポーツ≒ゴルフといっても過言ではありません。今回はそんなゴルフを軸に活躍する社長のゴルフ術について紹介していきたいと思います。

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なんとなくゴルフもいいけれども

週末の楽しみのゴルフ。余暇の過ごし方として有意義とされ、年齢問わず楽しめます。

キャディのバイトから社長業まで足掛け20年近くゴルフをプレイしているのですが、会員権が2000万円を超える某ゴルフ場だったこともあり、活躍する経営者の方々とご一緒する機会も多かったです。

 

なかなかユニークな経営者に直で触れ合い、キャディとして、あるいはプレイヤーとして観察していきました。

 

>活躍している社長はゴルフのプレイひとつとっても人間性がにじみ出てくることに気づかされました。

 

スイングの綺麗さよりもコミュニケーションスキル

 

ゴルフは、あくせく息を切らして走るスポーツではありません。

 

プレイ時間だけでみれば極端に短いスポーツです。1ラウンドの4~5時間の中で、実質体を動かしているのは大体6分ぐらい(1スイング4秒×90打と仮定)ですから残りの4時間54分は自由時間です。

 

画像:PIXTA

 

その時間こそ、カートの中やコースを歩きながらプレイヤー同士で話す時間があるわけですが、ゴルフの重要なポイントです。

 

やはり成功する社長や現在進行形で成功に向かっている活躍社長は、この時間にていろいろと相手から話を聞き出しています。 このとき、どんな相手であったとしても聞き役に徹する人のほうが、成功傾向が強かったと思います。

 

実際、うまい投げかけをしてみると、「xx銀行は支店長に融資審査権限がない」「事業投資今年は10億予定している」「近々〇社を買収する」など、そんなことまで答えてくれるのかという内容を聞き出してしまう人すらいます。アルコールが入っていてもポロっとでも話さないような情報。

 

スーツを着ていないことや、雄大な緑を見て心が安らいでいるからなのか。なぜ話してしまうのか。それは、聞き役が同じ社長だからなのではないでしょうか。 ゴルフは、良いスイングをするとともに聞くコミュニケーションを極めるスポーツ。だからこそ成功傾向が如実に表れると私は感じます。

 

変化に気が回る

 

変化に対するアンテナ感度にも度々驚かされることもあります。ある上場企業の社長ですが、とにかく記憶力や細かい変化に敏感でした。

 

3か月ぶりにゴルフバックを持たせてもらった際に、その社長は開口一番に「佐藤君、パーマかけたんだね。似合っているね」と声をかけてきました。

 

ゴルフコースを回っていると、先月はカップが左だったから攻めやすかっただとか、風向きが前回と違うねとか、グラスバンカーの位置すら覚えています。

 

それだけではありません。一緒にプレイしていた人も気が付かない程度のシャフトのゆがみにすら声を掛けます。ホールアウト後に「〇〇くん、今日フェード気味だったけどクラブ少し曲がってたよ」と。

 

実際にクラブハウスで確認したところ、この社長の言うように本当に少し曲がっていたんですよね。

 

ゴルフをプレイしていると、自分のボールにしか目がいかない人は意外と多いと思います。この社長のように相手のプレイまでつぶさに分析する人はごく少数。しかし、できる人ほど変化に敏感です。

 

正しい勝負好き。。。

 

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