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10年で年商が5倍の社長、2倍の社長、微増社長の違い

2023.07.04
10年以上経営コンサルティングを行い、その間に年商が5倍になった社長もいれば、2倍になった経営者もいます。毎年107%の成長を10年続けると年商2倍になる形です。
そのように大きく伸ばした会社がある一方で、「微増」程度にとどまったところもあります。そのような年商の伸びの原因を、私は「社長の思考や行動」であると考えています。

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大きく伸ばした会社と、あまり伸びなかった会社の違いを5つの観点でまとめました。

1.即時処理

10年間で年商5倍になった社長は、即座に行動を移します。コンサルティングの際にある提案をすると、その場で電話をかけて段取りを決めてしまうのです。その場にその施策を担当する社員を呼んで、具体的な実行の形まで固めています。

そして、1カ月後に新たなコンサルティングで訪問した際にはその提案が既に行われていて、そのコンサルティングの場では行ってみて改善する内容の話し合いをしています。

一方で、10年間で年商2倍の社長は、その内容に対しメモを取るか取らないかのレベルで、1カ月後の訪問時にようやく動き出す状況です。

微増社長は、その施策を実行しないことが多く、行うとしても提案内容の2~3割程度のレベルです。

提案内容は基本の部分は同じにもかかわらず、成果につながっているかどうかの違いは、経営者の取り組む姿勢、そのスピードにあると感じています。

画像提供:PIXTA

2.採用に時間をかける

10年間で年商5倍になった社長は、自身の仕事の3割以上が採用を中心とした人材関連に充てられています。採用関係の会社説明会などでは、必ず社長が登壇し、自社のバリューやビジョン、将来的に目指していくことを自分の言葉で話します。もちろん面接にも必ず面接官として関わっています。応募者にとってみれば「社長と直接話をできる」ことは入社を決める大きな動機です。業績を大きく伸ばしている会社の社長は、自身が採用における自分の役割をよくわかっています。また、それだけ人材が重要と考え、またよい人材を採用するための活動を惜しまないのです。

異なった視点で見てみれば、採用に自身の時間の3割以上を使えるほど、売上をつくるなどほかの仕事を社員に任せられる、社長は現場を離れていて、また仕組みで会社が運営できる状態にできているとも言えます。

一方で、10年間で年商微増程度にとどまった社長は、社員が辞めると言うのを引き留めるくらいが中心でした。常に離職が一定数いて、社長の意識は「人の補充」に向いていて、積極的な採用活動を行うところまでに至っていません。そのように将来の成長のための採用でなく、足りない人員を補う採用の意識が強いため「会社の将来をつくる優秀な人を採る」のではなく「目の前の人手不足をどうにかしてくれる人を採る」になりがちです。

採用を積極的に行う以前に、社長がトップ営業として目の前の売上をつくることに追われていて、採用活動もしっかりできている印象ではありませんでした。社長が採用にかけた時間は、自身の仕事の1割以下というところです。

たかがコンサルタントにその社長を評価する資格はありませんが、1つ言えるのは「積極的な会社経営ができている社長」と「場当たり的なやりくりになっている社長」では成果に大きな差が出るということです。

画像提供:PIXTA

3.東京と海外に行く

著名な経営コンサルタントである大前研一氏の有名な言葉があります。「人間が変わる方法は3つしかない。 1つは時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える」

住む場所」を大きく変えるのはお仕事上難しくとも、やはり東京と海外に定期的に行くことはよい刺激になります。デジタルの力によって離れた場所でも情報は得やすくなりましたが、現地を訪れて実際に感じる、体験することは新たな発想、新たな気付きを得るのに大変効果があるものです。

日本の最先端の情報や体験するためには東京、世界の知見を得るには海外に行く。業績を伸ばしている経営者ほど定期的に東京や海外を訪れていて、逆に業績が不調な経営者ほど外に出ず、会社と自宅の往復が中心になっています。

他には

4.社長自身の勉強代に月間5万円以上を使う

5.「わかりやすい指針」がある

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