採用難時代に採用強者達は何をしている?
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2023.05.24
- 社長online5月の特集記事のテーマは「アフターコロナ後の採用ショック」。有料版では、全5回で採用難時代にどのように雇用すればいいのかをご紹介しました。今回は、中途採用の最前線についてお伝えしてきた内容を踏まえ、第三次採用ショック時代に突入した今、採用強者企業になるために取り組むべきポイントを紹介いたします。
採用難の理由を解説
新聞を賑わす「採用難」の3文字。これらは、雇用ニーズよりも求職者が少ないことによって発生します。しかし、業種・地方・年齢・仕事内容など様々な要因が関係してくる面もあり、局地的採用難の場合もあれば、日本全国での採用難の風が吹く場合もあるのです。その理由を紐解くとシンプルにいろいろな理由があげられますが、まずは有効求人倍率から要因を紐解いていきましょう。
これまでの有効求人倍率の推移をみていくと、経済の動向や社会情勢と密接に紐づいていることが分かります。
近年の大きな就職難とされる「第一次採用ショック」はバブル景気崩壊から数年後に起こりました。それまで下落していた有効求人倍率が、人材派遣の規制緩和などを皮切りに高騰したのです。
第二次採用ショックはリーマンショック後でした。こちらも景気がどん底まで落ちた後に有効求人倍率が高騰しました。その後も有効求人倍率は新型コロナウイルスが流行するまで、右肩上がりで上昇を続けていました。
そして、コロナショックが起きました。有効求人倍率は発生から約2年間で急降下しました。しかし、昨今インバウンドの増加や景気回復によって有効求人倍率が再び上昇し始めています。そこから第3次採用ショック時代に突入したと言えます。今後は採用難+人手不足のトレンドがますます強まっていくことが容易に予測されます。
経営者は将来を見越して先手で人材確保のための対策をしていく必要があります。
現代の企業採用の課題
現在、星の数ほど採用メディアが乱立しており、採用市場には様々な採用メディアが溢れかえっています。
その中で採用サービスは星の数ほどあるのにも関わらず、「誰も」採用の最適解を知らないという課題が存在します。
採用において検討しなければいけないテーマは年々増えてきています。
主要なテーマは、「SNS採用」、「リファラル採用」、「外国人採用」など今後の採用活動で必修科目となるもの、数年後にはどの企業も検討しなければいけなくなる「アルムナイ採用」や「デジタル人材採用」などが挙げられます。採用手法が変化していくスピードが早い時代において、新たな採用の手法に対応していく必要性が高まっています。
集客よりも人材を採用できずに企業の成長が止まる事例も出てきています。採用活動をアップデートさせ続け、採用強者企業になることが最重要事項となる時代へと突入していると思います。
経営の3大最重要要素と言われてきた、「ヒト」・「モノ」・「カネ」は「ヒト」・「ヒト」・「ヒト」に変わりつつあるのです。
アフターコロナ後の”採用強者企業”に向けた勉強会を開催
そんな企業からのニーズを元に、今春からアフターコロナ後の”採用強者企業”を目指すというコンセプトで、日本で唯一の採用に特化した会員制の勉強会「採用力向上経営フォーラム」の開催を決定しました。
コンテンツは上記の記載とおり、今後採用強者企業になるに向けてのテーマを扱っていきます。
4月度の例会では現在の最重要採用手法となる求人特化型検索エンジンをテーマに、地方で異次元の採用成果を出している3社をゲストに招き、具体的な採用の実践事例を共有していただきました。
ゲスト講座以外にも100名以上が参加をして、同業他社の成功事例・失敗事例を共有する情報交換会なども開催しております。
こちらからご参加できますので、ぜひチェックしてみてください。