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返済額が半分「融資化の一本化」で資金繰りが大幅改善

2023.07.23
「利益は出ているのに、使えるお金が減っていく」そんなことにはなっていませんか?

会社が存続していくには「キャッシュ」が命と言っても過言ではありません。キャッシュとは、現金、当座預金、普通預金など即座に支払いに使用できるものを指します。どんなに利益が出ていても、キャッシュがそれ以上に出て行ってしまえば、会社は黒字倒産してしまいます。逆に言えば、赤字でも手元に十分なキャッシュがあれば事業を続けていくことができます。経営者自身がキャッシュの流れを把握し、資金繰りを管理していくことは、経営を左右すると言っても良いほど重要な業務と言えます。

本記事では、資金繰りに悩みを抱える経営者の方々に向けて、「融資の一本化」を用いて資金繰りを改善する方法についてお伝えします。

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資金繰りが苦しくなる原因

資金繰りの悪化とは、支払いのための資金が不足している状態を表します。資金繰りを改善させるためには、まず資金繰りが悪化している原因を正しく把握することが重要です。
資金繰りが悪化してしまう主な要因として、「返済金額の増加」や「管理の複雑化」などがあげられます。毎月の返済額を自社のキャッシュから賄うことができなくなり、新たな借入を増やして返済にあてる。このような「借りて→返す」の悪循環を繰り返していくことで、しだいに借入本数が増加していき、返済金額も膨れ上がってしまいます。
さらに今後、コロナ融資の据え置き期間が終了し、返済がスタートすれば、毎月の負担額がこれまで以上に重くなっていくことが予想されます。
したがって、経営者は今のうちから自社のお金の出入りを把握し、資金繰りを管理していくことが重要になります。

資金繰りの改善のために行うべきこと

資金繰りを改善させる手段の1つに「融資の一本化」があります。
返済金額や期限がバラバラな融資が存在していることが「返済金額の増加」や「管理の複雑化」につながり、資金繰りが悪化してしまいます。
「融資の一本化」とは、文字通りこのような融資を1つにまとめることを意味します。
融資を1つにまとめることのメリットには以下のことが挙げられます。

・少額の融資を複数本借りている状態から、1本の高額な融資に変えることで、金利が下がる

・資金繰りの管理が楽になる

・効果が出るまでの期間が短い

・長期にわたり安定して返済負担が軽くなる

実際に船井総研のお客様で、「融資の一本化」を行い、資金繰りを改善した事例を紹介します。
この企業は、創業以来連続して黒字を記録しており、事業規模の拡大のため積極的に融資を増やしてきた背景があります。
コロナ前のキャッシュフローは1500万円でしたが、コロナ後は1000万円までキャッシュフローが下がってしまいました。一方で、返済額が2000万円を超えてしまっているため、キャッシュに対して返済が追い付いていないことが分かります。
借入明細によると、Aメガバンクからの融資が6つ、C信用金庫からの融資が2つ、D公庫からの融資が1つあることがわかります。
返済が追い付いていない1000万円については、まだ返済が始まっていないコロナ融資で補っていることから、この企業の財務状況は非常に危険であることが確認できます。
船井総研が支援を行い、借入をまとめた結果、この企業の借入状況は…。
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