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業績を伸ばし続ける社長の条件 | 成功を引き寄せる3つの共通点

2026.08.29
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業績を伸ばし続ける社長の条件 | 成功を引き寄せる3つの共通点
「なぜ、あの社長の会社は右肩上がりで成長し続けるのか?」船井総合研究所の西村諒は、成功する社長の共通点として「素直」「投資」「徹底」を挙げます。住宅リフォーム業界の実例を交えながら、成長し続ける社長が持つ3つの共通点を解説します。

解説:船井総合研究所 西村諒
執筆:船井総合研究所 社長online編集部 山内淳史

INDEX

①<素直> 伸びる社長は、成功事例をそのまま取り入れる

伸びる社長はまず、うまくいっている会社のやり方を、そっくりそのまま実行します自社の商圏や規模に合わせてカスタマイズをするのは、その後です。

たとえばリフォーム業界では、数年前から「店舗を構えれば伸びる」というモデルが注目されていました。実際にそれまで店舗展開がほとんどなかった業態において、いち早く出店した会社は大きな成長を遂げています。

一方で、伸び悩む社長にはある口癖があるといいます。

「でもうちは…」「うちの社員では…」「うちの商圏の場合は…」
こういった言葉が先に出てくる、つまり否定から入るのです。

成功事例を正面から受け止めるのではなく、自分なりの理由をつけて別の入口を探してしまうのです。過去の成功モデルを聞いても「まずホームページだけでやってみたい」「チラシだけで試したい」と、中途半端なアプローチにとどまってしまう社長も少なくありません。
結果として、いまいちな伸びにとどまり、成長が止まってしまいます。

そのままやる社長が伸びる事情とは

船井総研をはじめとするコンサルタントの多くは、同じ業界のさまざまな会社を見ており、コンサルタント同士で情報交換をするなど、業界を俯瞰しています。

そのため、ある程度経験を積んだコンサルタントであれば、「今のこの会社は、あの会社の5年前と同じフェーズだな。あの時はこういうアプローチがうまくいったはず…」など、過去の例をもとに戦略を練ることができます。

だからこそ過去に積み重ねた成功パターンをそのまま当てはめたほうが、コンサルタントの知見を最大限に引き出すことができ、成功確率を高められるのです。
そっくりそのまま実行する経営者が成功しやすい背景には、そうした事情があります。

②<投資> 「黒字撤退」する社長がいる理由とは

伸びる社長は、新しいことにどんどん挑戦する一方で、「自社に合わない」と判断したときの損切りも迅速です。ずるずると先延ばしにすることはありません。
過去には、単月黒字でも1年で店を畳んだ社長がいます。

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▼ 記事の後半では、こちらについて紹介しています。

☑ 伸びる社長が「2店舗目」で実践する驚きの大胆投資
☑ ToDoを期日までにやり切る「徹底力」と組織への浸透
☑ うまくいった「型」を崩さず、水平展開で利益を最大化する秘訣

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【ケーススタディ:単月黒字での撤退決断】
人口60万人ほどの商圏でリフォーム店舗を展開していた、ある会社のケースです。通常、20万人に1店舗あれば十分とされるその商圏に、4店舗目を出店。半年ほどで単月黒字を達成しました。しかし社長は、その店舗を1年で閉鎖する決断をしたのです。
理由は「この売上は、他の既存店舗にプラスオンする形でも十分に作れる」と感じたから。黒字化していたにもかかわらず、投資効率を考えたときに「ここに人やお金を割くよりも、他に回した方がいい」と判断したからです。


画像提供:PIXTA

同じ理由で、40万人商圏で2店舗を展開していたものの、「1店舗でもいける」と社長が見て統合に踏み切ったケースもあります。
この社長の判断軸は「儲かっているか、いないか」ではなく、「投資効率が良いか、悪いか」にあります。どこに資金を投じれば一番伸びるかを常に考えているため、対象の事業が収支均衡(トントン)や多少の利益を出していても、「ここにこれ以上リソースを投じても大きな爆発力はない」と判断すれば、即座に撤退を決めます。

伸びる社長が「2店舗目」でやる施策とは

その一方で、投資を加速するときの振り切り方もまた特徴的です。
通常、店舗を展開する際は「居抜き物件でも借りて、初期投資を少しでも抑えよう」という心理が働きがちです。

しかし、伸びる社長の場合は真逆のアプローチをとります。1店舗目がうまくいき、いわゆる「勝ちパターン」が見えたら、2店舗目以降の動きは非常に大胆です。1店舗目で計算が立った分、次は既存店のリニューアルも含めて1.5倍の投資をしても元が取れると判断し、素早く資金を投下していくのです。
過去の選択に固執することなく、冷静に別の伸びる場所へ投資を回せるのが良い社長の傾向です。

③<徹底> ToDoを期日までにやり切っているか?

3つ目のキーワードは「徹底」です。自分に課せられたミッションも、部下に対する指示も、徹底的にやり切ります
住宅リフォーム業界では、過去に工事を終えたOB顧客に対し、次の提案を適切なタイミングで行うかどうかで、連続リピートの発生率が大きく変わります。

そこで、社長が「OB顧客への提案」をToDoとして指示を出したとします。
社員に徹底させている会社であれば、次の会議で社長に「OB顧客に何件提案し、このような結果が出ています」と具体的な数値報告が上がります。


画像提供:PIXTA

一方、やり切らない会社はどうでしょうか。「他業務に追われていました」などと言い訳が出がちです。当然、数か月、数年経つと、両者の業績には決定的な差がつきます。
社長自身のToDoなら時間を見つけて実行すれば済みますが、OB訪問など、部下や現場が動くべきToDoになると、組織全体での実践は途端に難しくなります。だからこそ「本当にやり切ったのか?」を厳しく自問し、組織に徹底させられる経営者は非常に強いといえます。

うまくいった「型」を徹底して崩さない

この「徹底」には、もう1つの側面があります。勝ちパターンの横展開です。
勝てる社長は、うまくいくパターンが見つかったときは、変に欲を出して自己流の味付けを加えたりしません。自社に合った勝ちパターンを確立したら、その型のまま投資スピードを上げて、一気に水平展開をしていくのです。

せっかく成功事例をそのまま素直に取り入れ、大胆な投資を行っても、それが表面上の模倣で終わってしまっては、結果も中途半端なものにならざるを得ません。だからこそ、「勝てる方法に集中して徹底的にやり抜く」という姿勢で、最大限の成果を上げようとするのです。

業績を伸ばし続ける社長は、「決められないこと」以上に「決めたことをやり切らないこと」に対して、非常に厳しい目を持っています。
「素直に真似る」「早く決断し投資する」、そして「徹底してやり切る」。
この3つが組み合わさることで、会社が成長軌道に乗っていくのです。