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【予算5万円改善術】No14~17 | 経営者の時給を守り、時間を生み出す

2026.09.13
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【予算5万円改善術】No14~17 | 経営者の時給を守り、時間を生み出す
経営者の時給は非常に高額です。予算5万円で時間をつくる仕組みを構築しましょう。作れた時間で戦略に没頭することが、会社成長の鍵となります。

執筆:社長online編集部 小梢健二

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No14:オンライン秘書へのスケジュール調整の外注

「以下の日程でいかがでしょうか?」「すみません、その日は埋まっておりまして…」
取引先とのアポイントメントを決めるための、終わりのないメールの往復。会社のトップであるあなたが日程調整のラリーを自ら行うのは、今すぐやめるべきです。

経営者の時給は、最低でも1万円、高ければ数万円を下りません。5分で終わると思っている日程調整も、月に20件あれば数時間。あなたは毎月数万円分の最も高価なリソースを、利益を1円も生まない作業に溶かしています。

予算5万円。この金額でオンライン秘書をスポット契約し、自分のカレンダーの権限を明け渡してください。その瞬間から、あなたの毎日は劇的に身軽になります。

日程調整ツール(Calendlyなど)を使えば無料では?と思うかもしれません。確かに便利ですが、経営者のアポイントにはツールのアドレスを送りつけるのが失礼にあたる相手(VIPや目上の顧客)が必ず存在します。

オンライン秘書という人間が間に入ることで、以下の3つの絶大なメリットが生まれます。

①思考の分断からの解放

「来週の空き時間は…」とカレンダーを見に行く行為は、集中力を完全に叩き斬ります。秘書がいれば、「お会いしましょう。日程は秘書から連絡させます」の一言であなたのタスクは完了します。

②会社の格(ブランディング)の向上

社長自ら細かい調整をしてくる会社と、専属のアシスタントが丁寧なメールで調整に入ってくる会社。取引先から見て、どちらが信頼できそうに見えるかは一目瞭然です。

③ダブルブッキングの完全消滅

プロの秘書は、移動時間や前後の会議の余白まで計算してアポを組みます。社長が焦って予定を詰め込み、遅刻するリスクがゼロになります。

月給30万円で正社員の秘書を雇う必要はありません。今は優秀なアシスタントを時間貸しでシェアできる時代です。

フジ子さん、タスカル、Caster BIZ(一部プラン)などのオンライン秘書サービスを活用してみましょう。月間10〜20時間の実働を買い取ります。日程調整のメール1件にかかる時間は約10〜15分月5万円あれば、一定量のアポ調整と、ちょっとした会食の予約や出張の手配まで完璧にこなしてくれます。

導入後のあなたの仕事は、たった一つです。
取引先とのメールに秘書のアドレスをCCに追加し、こう書くだけです。

「ぜひお打ち合わせさせてください。日程につきましては、担当アシスタントの〇〇よりご案内申し上げます」

あとは秘書が、あなたのGoogleカレンダーを見て、相手に候補日を送り、ZoomのURLを発行し、カレンダーに登録してくれます。あなたは当日、カレンダーのリンクをクリックするだけです。

秘書をフル活用するための「社長のトリセツ」は以下です。
秘書に外注する際、最初の1時間だけを使ってあなたの「ルール(取扱説明書)」を渡してください。

  • 午前中はアポを入れない(集中作業のため)
  • アポとアポの間は必ず15分空ける
  • 移動を伴う場合は、前後に移動時間のブロックを入れる
  • 会食の予算は1人1万円、個室必須

このルールさえ渡しておけば、秘書はあなた以上にあなたの時間を守る最強の門番(ゲートキーパー)になります。

日程を調整することに、経営者の付加価値はありません。あなたの付加価値は、万全のコンディションで商談の場に現れ、最高のパフォーマンスで契約を決めることです。

5万円で自分の時間を守る盾を買ってください。

「まだうちの規模で秘書なんて生意気だ」という謙遜は、成長の足枷です。あなたが雑務を手放さない限り、会社は今の規模から大きくなることはありません。社長の器を大きくするために、まずはカレンダーを手放してみませんか。

No15:AIと人間のハイブリッド「領収書・完全丸投げ」システム

「うちはクラウド会計を導入して、AIのレシート読み取り機能も使っている。だから経理は自動化できているよ」

一定の効率化はできています。しかし、財布の中でシワになった領収書を広げ、スマホで1枚1枚撮影し、AIが読み間違えた数字をチマチマと手入力で直していることはありませんか?
社長自身がこの作業をやっていては、時間がもったいないです。

最新のクラウドツールやAIは確かに優秀ですが、社長の時間を「ゼロ」にはしてくれません。今回は作業の効率化ではなく、社長のタスクからの完全消滅です。
AIや会計ソフトだけでは、業務の完全な手放しができません。

領収書を撮影するという物理的な活動の壁や、経理において1%のミスは税務上のリスクとなり、データをチェックする時間も必要です。そして、AIは「〇〇割烹で2万円」という文字は読めても、それが「社内メンバーとの慰労会(福利厚生費)」なのか「取引先との接待(交際費)」なのかは判断できません。人間が補足情報を追記する必要があります。

そこで、AIのおかげで劇的に安くなった人間の手(記帳代行サービスなどのBPO業者やオンライン秘書)を、5万円の予算で依頼することで、一切の経理作業をアウトソースできるのです。

例えば、記帳代行BPOサービスを利用し、1ヶ月分の領収書を専用のレターパックにそのまま突っ込んでポストに投函するだけで完結します。

「この1枚くらい、自分でスマホで撮った方が早い」。その誘惑が、あなたを再びアナログな経理作業へと引き戻します。

5万円で買っているのは、記帳という作業ではありません。社長が戦略に没頭できるクリアな頭脳と休息です。仕組みを作って、時間を創出しましょう。それが、時給の高い経営者がやるべきことです。

時間にゆとりのある経営者になりましょう。今月末は、領収書の束を丸ごと封筒に入れて手放し、空いた時間で次のビジネスの種を探しに行きませんか。

No16:重要なプレゼン資料の図解イラスト作成依頼

新規事業の提案、大型顧客へのコンペ、銀行との融資交渉。
会社の未来を左右する重要なプレゼンの場で、あなたは自信満々に語りかけています。しかし、相手の視線は、あなたの背後にあるスクリーンに映し出された文字だらけのスライドに向けられ、眉間にシワが寄っている…。
そんな経験はありませんか?

経営者の最も重要な仕事は伝えることです。資料を作る時間ではありません。予算5万円。この金額を、プレゼンの勝負所となるビジュアル化に投資してください。あなたの言葉の説得力を何倍にも増幅させます。

全ページをプロに頼む必要はありません。プレゼンの中で重要な「ビジネスモデルの全体像」や「将来のビジョン」を示す重要な箇所だけを、プロのイラストレーターや図解デザイナーに外注します。

単発の依頼であれば、クラウドソーシング(ココナラ、ランサーズ等)でビジネス図解やインフォグラフィック作成を得意とするクリエイターを探します。ポートフォリオを見て、自社のブランドイメージに合う人を選びましょう。

依頼は手書きのラフでOKです。プロはあなたの意図を汲み取ってくれます。数日後には洗練されたプロのクリエイティブになって納品されます。
質の高いグラフィックで相手の理解度が劇的に上がり、数百万円、数千万円の契約が決まるのであれば、投資対効果は非常に良いです。次の重要なプレゼンでは、あなたの熱意をプロの技術で可視化してみませんか。

資料はあくまで、あなたの言葉を補強する「背景セット」です。テレビ番組も背景セットがきちんとしているからこそ、没入感があり、全国で視聴されているのです。

No17:AIプロンプト作成を専門家に相談

AIの出力の質は、人間の指示(プロンプト)の的確さに大きく影響しています。ChatGPTなどを試してみていまひとつと感じするのであれば、それはプロンプトに課題があります。

今はもうAIを使うか使わないかの時代ではありません。「どれだけ精度の高いオーダーの技術を持っているか」で企業の利益に直接的な差がつく、プロンプト格差時代です。

特に、自社の売上に直結する領域において、素人の自己流な投げかけで妥協するのはチャンスを逃しています。予算5万円を使い、AIに120%の力を発揮させるプロンプトの専門家に相談しましょう。

なぜ、プロンプトで「成果」が全く変わるのか?後述したようなかたちでプロンプトをつくるのも一例です。

「あなたは当社のトップセールスです。まず、過去1年間の失注理由データ100件と最新の機能アップデート一覧を読み込んでください。その上で、予算オーバーを理由に失注した〇〇業のクライアントに対し、単なる値引きではなく、導入後の人件費削減効果(月額換算)のシミュレーションを提示して再商談へ持ち込むアプローチ文と、想定される3つの反論への切り返しトークを、以下の表形式で作成してください」

といったかたちで、AIの思考回路をあなたの会社専用にするのです。
汎用的なAIの使い方講座もいいですが、経営者が投資すべきなのは、自社の売上に直接ヒットする特化型プロンプトの作成です。
専門家が作った売れる思考回路は投資に見合います。

「AIに上手く指示できる会社が、そうでない会社の顧客を奪う」のが今のビジネスの最前線です。5万円でプロの思考回路(プロンプト)を買い、自社の資産にします。これがAI時代の戦い方です。