韓国語の「社長」の言い方を間違えると失礼になるかも?読み方を徹底解説
-
2026.06.22
-
- 韓国語で社長を呼ぶときに、一番無難な呼び方は「サジャンニム」です。 韓国語の参考書や辞書で「社長」という単語を調べると、漢字を直訳した「サジャン」という単語が出ます。たしかに意味として間違いはなさそうですが、ビジネスの場面においてはここに「様」や「さん」を意味する「ニム」という一言を付け足すことが必要です。
執筆者:社長online編集部
INDEX
社内外問わず一番ノーマルな呼び方は「サジャンニム」
韓国では目上の人や取引の相手方を役職名のままで呼ぶのは大きな失礼だからです。日本語の「先生」も直訳したら「ソンセン」という単語になりますが、実際は「ソンセンニム」と呼んでいるのもその理由です。
加えて韓国では社外の人と話をするとき、社内の人を呼び捨てするのは絶対にNGであることにも注意しましょう。
【例文】
社長、昨日お送りしたメールはご覧になりましたか。
사장님, 어제 보내드린 메일 보셨나요?
サジャンニム, オジェ ボネドゥリン メイル ボションナヨ?
うちの社長が明日向かう予定です
저희 사장님이 내일 가실거에요
ジョフィ サジャンニムイ ネイル ガシルゴエヨ
このように、社長を呼ぶときは社内・社外かかわらず「サジャンニム」と呼ぶのが主流です。この一つだけ覚えておくと安心ですね。
「代表」と「理事」もよく使われる
韓国では、代表を意味する「テピョニム」や、取締役を意味する「イサニム」がよく使われています。この二つの言葉は、「代表取締役」という概念から派生しているのです。
韓国の商法は株式会社において3人以上の取締役を置くことを定めているのですが、社長が代表取締役を兼任するケースが多いです。そこで、代表取締役を務める社長のことを、「代表」や「取締役」と呼ぶこともあるのです。
このような時には本人の自己紹介や名刺を基に呼び方を決めるのが無難ですね。ここでも「ニム」を付け忘れないように注意しましょう。
【例文】
代表、午後の4時にミーティングがあります
대표님, 오후4시에 미팅이 있습니다
デピョニム, オフ4シエ ミティンイ イッスブニダ
社長よりも親密に使える言葉
最近は役職ではなく名前やニックネームで呼ぶ場合も多いです。韓国では最近、社内でニックネームを使う文化が流行っています。それは、コミュニケーションを促進させるために上下関係をなくそうという動きから派生していると言われています。
実際、韓国を代表する企業であるサムスンの李在鎔(イ・ジェヨン)会長は率先して自分を「JY」や「Jay」と称し、社内では役職に関係なくニックネームで呼び合うことを宣言しました。特にベンチャー企業のほとんどは数年も前からこのような呼び方を採用しています。
そのため、取引を行う際に相手方の役職を知らなかったり、そもそも相手方の会社に役職が存在しないことも韓国ではよくある話です。苗字で呼び合うのが普通な日本ではあまり想像できない文化ですが、このような場合も自己紹介の時に呼び方を聞いておくといいですね。
韓国語を習うメリット
第二次韓流ブームと言われる時代ですが、日本人が韓国語を習うときにはどんなメリットがあるのでしょうか?
他の言語より早く習得できる
一番のメリットは、やはり他の言語より習得しやすいという点です。日本語と韓国語はアルタイ語族に属しており、言語学的に似たような部分が多いと言われています。特に日本人が英語を難しいと感じる理由の一つとして語順が異なるということがありますが、日本と韓国は語順が一緒なのです。
さらに韓国語の文字であるハングルは文字数も少なく、覚えやすいのが特徴です。漢字に対する基礎知識が問われる日本語とは異なり、韓国語は文字の読み方さえわかっていればどんな文章でも読めるようになるのです。
通常、日本人が英語を流暢に話せるようになるためにかかる時間は約2,200時間から3,000時間ほどであると言われています。中学校と高校で約1,000時間ほど英語の勉強を続けてきたことになりますが、外国人の前で一言も喋れない人が多いことを考えるとやはり難しいようです。
それに比べ、日本人が韓国語をマスターするのに必要な時間は約1,000時間であると言われており、英語に比べるとすぐに習得できるような気がしますね。このように、韓国語は日本人にとってもっとも習いやすい言語とも言われているので外国語を一つぐらいは喋れるようになりたいと考えたときに最も手に届く言語であると言われています。学生だけでなく高齢者や会社員まで学習者が幅広いのもその理由であると考えられますね。
ビジネス会話は、すぐにできるようになる
もう一つのメリットは、日常会話レベルからビジネス会話レベルまで短時間で実力を伸ばせるということです。韓国語にも敬語は存在していますが、日本とは違って謙譲語が存在しないということが大きな特徴です。
尊敬語も「〜だ、である」を「です、ます」に変えるだけのレベルなので、日常会話ができればビジネスの場面ですぐ韓国語が使えるようになるのです。
【例文】取引先の担当者に連絡をする場面
日本語:先日ご依頼いただきました資料につきましては3日後に送付させていただきますので今しばらくお待ちくださいませ。
韓国:어제 의뢰해주신 자료는 3일뒤에 보내드릴테니 잠시만 기다려주세요.
(昨日依頼してくださった資料は3日後に送りますのでちょっと待ってください)
オジェ ウィルェヘジュシン ジャリョヌン サムイルドゥィ ボネドゥリルテニ ジャムシマン ギダリョジュセヨ
このように、韓国語は趣味で習ったとしてもすぐにビジネス目的に使えるのが大きなメリットです。
社長は韓国語を習うべきか
韓国語の学習者には韓流ドラマやK-POPのファンが多いような印象がありますが、社長が韓国語を習うメリットには何があるんでしょうか。
新しい市場を確保できる
まず考えられるのは、韓国に関連したビジネスを展開できるということです。日韓はこれまで密接な関係を続けており、観光業界だけでなくアパレル・教育・人材そしてエンタメ業界など様々な分野で深い関係性を持っています。そのため、日本の会社にとって韓国は距離的・文化的な障壁が低く、海外進出のハードルが低い拠点となっているのです。
このような認識は韓国も同様であり、実際に韓国の中小企業304社を対象に行われた調査では、約8割の企業が日韓首脳会談を踏まえ今後日本との経済交流を拡大する意向があると答えました。こうしたビジネス展開に向けて韓国語や韓国の社会を理解できると、事業展開につながる可能性もきっと広がります。
通訳にかかる費用を抑えられる
また、社長が韓国語を自ら使用できるようになった場合、通訳にかかる費用を大きく抑えることができます。上で述べたようなビジネス展開を図る際には間違いなく大きなメリットになりますね。
韓国語の通訳人を雇用する場合は年間最低でも400万円の賃金が発生すると言われ、フリーランサーに業務を委託するとしたら自社のビジネスへの理解度が懸念になります。社長が自分で韓国語を使えるような場合にはこのような費用が抑えられるのです。
おわりに
ここまでで、「社長の様々な呼び方」や「最近のトレンド」、そして「日本人の社長が韓国語を学ぶメリット」の解説は以上です。正しい呼び方や使い分け方を身につけ、ビジネスの場面でぜひ活用してみましょう。

