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デキる社長の身だしなみ!はじめてのスキンケア

2026.09.14
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デキる社長の身だしなみ!はじめてのスキンケア

解説:STAR OF THE COLOR 表参道店店長・メイクアップアドバイザー 星皓喜氏

INDEX

夏は高温多湿やエアコン、紫外線、汗などの影響で肌が荒れがちです。今回は、初めてスキンケアに取り組む方へ向けて、基本的なケア方法について解説します。

【取材協力】 STAR OF THE COLOR 表参道店 店長・メイクアップアドバイザー:星 皓喜(ほし・ひろき)氏
ハリウッドをはじめ、国内外のプロの現場で愛されるコスメブランド「STAR OF THE COLOR」の直営サロン。同店では男性向けのパーソナルメンズメイクレッスンも展開し、多くのエグゼクティブや経営者層から支持を集めている。

ケネディ大統領の印象戦略

1960年、アメリカ大統領選の命運を大きく左右したといわれる「ケネディ対ニクソン」の伝説的なテレビ討論会。

当時、ラジオで討論を聴いた有権者は政策に勝るニクソンが優勢と判断した一方、テレビで映像を見た有権者は、健康的で生き生きとした印象を与えたケネディの勝利だと感じたといいます。ケネディ陣営は、テレビという新しいメディアの特性を捉え、見た目の印象を戦略的にコントロールしたといわれており、結果としてケネディは大統領選の勝利を手繰り寄せました。

経営者や役員といったリーダー層も、社内でのマネジメントはもちろん、メディアへの露出、外部での講演、あるいは株主総会など、多くの人から視線を集める機会が少なくありません。いわば、そのまま「企業の顔」や「会社のブランド」として受け止められる側面があります。

そんな中、「お疲れ感」が滲んでしまっているとしたら、少しもったいないかもしれません。どれほど熱く企業の未来やビジョンを語っても、見た目の「お疲れ感」が言葉の説得力を少しだけ削いでしまう。そんな事態を避けるためにもリーダーにとって「見た目」は大切なセルフマネジメントの一つといえます。

男性向けのメイクレッスンに訪れる半数は40代以上!?

「肌のケアは若い世代のもの」というイメージを持たれがちですが、実際は大きく異なります。メンズメイクアップアドバイザー・星さんのレッスンに訪れる利用者の半数近くは、40代以上のミドル・シニア層。なかには70代の経営者の方もいるといいます。

その多くは、もともと美容に強い関心があったわけではありません。同世代に相談できる相手がおらず「今さら聞きづらい」という心理的ハードルを越えてまで専門の門を叩くのは、ビジネス上の強い必要性を感じているからでしょう。

過酷なビジネスの現場で戦うリーダーほど、ストレスや多忙が肌のテカリ、乾燥によるくすみ、目の下のクマとなって表れやすいものです。レッスンを訪れるリーダーたちの悩みも、まさにこの「疲れや年齢を感じさせるサインを解消し、対面でも画面越しでも清潔感と健康的な印象を保ちたい」ということの表れです。

印象を損なう3つの肌トラブル

では、星さんから見て、ビジネスシーンで特に印象を損なうポイントはどこにあるのでしょうか。挙げられたのは、次の3つです。

  • テカリ:皮脂や汗によるテカリは、清潔感を損ない「暑苦しい」印象を与えかねません。男性は女性よりも皮脂の分泌量が多い傾向があるため、放置すると顕著に目立ちます。
  • 色ムラ(クマ・青ひげ・赤み):これらがあると顔全体がぼやけて見え、疲れた印象につながります。
  • ガサガサ肌:乾燥による肌荒れや粉吹きは、遠目にも分かるケースがあり、清潔感を大きく損なう要因です。

実際にレッスンに訪れる男性の悩みで最も多いのは「クマ」と「青ひげ」です。これらは肌の色ムラを整えるだけでも、一気に印象が変わるといいます。

はじめてのスキンケアは「化粧水」「乳液」の2つだけ

スキンケアに馴染みのない方が、最初に揃えるべきアイテムは「化粧水」と「乳液」の2つだけです。

化粧水は肌に水分を補充する役割、乳液はその水分を閉じ込めて蒸発を防ぐ役割を担っています。化粧水だけでは水分が蒸発してしまうため、この2つはセットで使うのが基本です。

例えば「オールインワンジェル」のように、化粧水・乳液・美容液が一体になった製品もありますが、水分と保湿のバランスを考えると、それぞれを分けて使うほうが効果的です。ただ、何もやらないよりはオールインワンでもプラスになるため、「とにかく続けやすさを最優先したい!」という場合は、選択肢に入れても問題ありません。

選び方のコツ——まず「低刺激」、次に「さっぱり」

はじめての製品選びでは価格の高さではなく「低刺激であること」から選んでみましょう。高価なデパートコスメには多くの美容成分が配合されていますが、それがかえって肌への刺激になってしまうケースもあります。ですので、まずはデパートコスメなどにこだわらず、低刺激で肌に優しいものを選ぶことがおすすめです。

具体的な選び方としては、パッケージに記載されている「さっぱり」「しっとり」といった表記がとても参考になります。皮脂が出やすい方や汗をかきやすい方は、最初は「さっぱり」タイプから試してみてはいかがでしょうか。もしそれで乾燥が気になるようであれば「しっとり」タイプへ切り替える、というようなアプローチが失敗を避けるコツです。

タイミング——1日1回なら「お風呂上がり」

社長などの忙しいビジネスマンにとって、スキンケアの頻度は気になるポイントでしょう。理想は朝と夜の1日2回ですが、どうしても1回しかできないなら、お風呂上がりに行うのがいいかもしれません。

入浴後は肌の水分が蒸発して急速に乾燥が進むタイミングです。洗顔で皮脂も取り除かれているため、突っ張りやすく、肌へのダメージも大きくなります。このタイミングで化粧水と乳液を塗ることで、乾燥から肌を守る効果が最大化されます。

忙しい方にとっては、夜のほうが時間をかけやすいという実務的なメリットもあります。まずは夜のスキンケアを習慣化するところから始めてみてください。

3つのポイントを押さえれば数日で効果あり!?

スキンケアの効果をしっかりと引き出すために、次の3つのポイントを押さえましょう。

  • ①化粧水は叩かず、優しくなじませる: パチパチと叩くのではなく、手のひらで優しく顔全体になじませて、ハンドプレス(手のひらで軽く押さえること)でじんわりと浸透させてあげてください。
  • ②化粧水と乳液の間に「2分」ほど置く: 化粧水をつけた直後に乳液を塗ると、2つが混ざり合って本来の役割を果たしにくくなってしまいます。2分ほど置いて化粧水をなじませてから乳液を塗ると、保湿効果が高まりますよ。逆に置きすぎると水分が蒸発してしまうため、目安は2分程度です。
  • ③乳液は乾燥しやすい部分から塗る: 乳液をワンプッシュほど手に取ったら、まずは乾燥しやすい頬などから塗り始め、手に残った少量でテカリやすいTゾーン(おでこ・鼻)に薄く伸ばします。

テカる部分に多く乗せると油分過多で肌荒れの原因になるため、この「順番と量のコントロール」を徹底することがとても大切です。

スキンケアの効果実感には個人差がありますが、これまでケアをしてこなかった方であれば、数日で肌の潤いの変化を感じられるケースも多いといいます。

最後に、自己流には要注意!

よかれと思った自己流ケアが、かえって肌の負担になるケースがあります。最後に代表的な2つの失敗パターンを星さんに聞きました。

  • 失敗①:保湿のしすぎ
    男性は皮脂が出やすいため、保湿力が高すぎるものやベタベタするクリームは、肌荒れや吹き出物の原因になります。女性向けは保湿重視が多いため、パートナーのものを安易に借りるのも避け、まずは触り心地が軽い「さっぱりめ」から選ぶのが基本です。
  • 失敗②:アイテムの使いすぎ
    化粧水、乳液、美容液、クリームなど5〜6種類も重ねると、肌に負担がかかるだけでなく、肌トラブルが起きた際に原因を特定しづらくなります。慣れてきた人から少しずつアイテムを増やすようにしていきましょう。

はじめて化粧水などを使う方にとっては、使ってみると案外その気持ちよさにはまった、という人も多いはず。まずはお風呂上がりに即座に始めてみませんか?

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